記憶の欠片

「冷めないうちに早く
食べちゃいなさい。」

「あ、うん。いただきます。」

平然を装うと意識すればするほど、
空回りしそうで怖かった。

そんなミリィを察したのか
デントは母に聞こえないように、

「大丈夫。早く食べて学校行こう。」

「ご飯頬張りながら言っても
説得力ないよ。」

自然と笑みがこぼれていた。