future of killer 2






黒い雲に覆われ今にも雨が降り出しそうな天気になっていた

時間を確認すると4時だった

通りで制服を着た学生が多いと思った

やっとのことで人が多く行き交う商店街を抜けた

その間に何回もナンパや声掛けがあって正直、うんざりだ


私はさっき調べたファミリーレストランに入った


「いらっしゃいませ
何名さまですか?」


「一人」


「では、こちらへどうぞー」

店員はにこやかに対応し窓側の席に案内した

「ご注文がお決まりしだい、そちらのボタンを押してください
失礼します」

店員は敬礼して去っていった

私は手袋とリュックを外し横に置きメニューを開きステーキセットにしようとボタンを押し注文した

「お飲み物はどうしましょうか?」


「食後で」


「かしこまりました
少々、お待ち下さいませ」

料理を待ってると段々、混んできた

混んでいくのを傍観していたら店員が近づいてきて恐縮な顔をした

「申し訳御座いませんが合席でも宜しいでしょうか?」

私は店員を見ながら頷いた

「ありがとうございます!

二名様、こちらへどうぞ」

やってきたのは男女のカップルだった