future of killer 2




「貴女・・ファッション好き?」

女が私を伺うように言った

「最近、好きになり始めた」


「最近なの?
可愛らしくてつい声をかけてしまったわ」

私は自分の姿を見るように下を向いた


「貴女、うちの店で働かない?
て・・もうお仕事してるか・・」


「してない」


「え?本当?就活中ってこと?」


「就活・・て何?」


「珍しい人ね・・就活っていうのは就職、仕事に就くための活動をすることよ」


「そう」


「ていうか貴女、何歳?」


「17」


「ええええぇえ!?」

女が大きな声で驚いたせいで周りが私達に視線を向け辺りがしん、と静かになった

「あ・・」

女は周りに気付いて恥ずかしそうにして小さな声で「すみません」と言い
次には私の腕を引っ張って一軒の店に入っていった

その店はレディース店だった