私はその声で目を開け放った
目の前に移ったのは又もやドアップの由だった
・・・
由は優しく微笑み「おはよ」と言いながら私に軽いキスをした
私はだるい身体をゆっくり起こした
「どんだけ寝ればいいんだよお前は」
由は笑った
「何でここにいる」
私はすっかり目が覚め由に問い詰めた
「何でってお前に謝る為に、だよ」
由はベッドに腰掛け私を見つめた
「違う
どうやって部屋に入ってきた
私は鍵を掛けた」
「管理人に言えば直ぐに開けて貰えた」
「そ」
「それよりお前、そのまま寝たのかよ?」
私は自分の姿を見た
昨日はそのままベッドに倒れこんだから着替えてない
「ちゃんと着替えろよな
シワになるぞ」
私はベッドから降りて服を脱ぎ始めた
「お、おい!
誰も今とか言ってないぞ
それに彼氏の前で堂々と着替えるなよ
襲われるぞ?」
私は下着だけになった
由をベッドに押し倒した
「じゃあ抱けば?」
「・・・」
由は黙った
「フッ」

