「・・又、眠くなってきた・・」



「許さねぇよ」

由はそう言い私に覆いかぶさりキスをしてきた

何でここでキス・・

だが一瞬、舌を絡め取ると離れた


「又、抱けねぇんなんて酷だ」

・・・呆れた野郎だ

私は由からすり抜けてベッドに腰掛けた


「朝からヤダ」

そう私は言った

「ていうか早く抱かせろよ
付き合ってからまだ一度もお前を抱いてないんだけど?」


「まだ付き合ってから一ヶ月しか経ってない」


「十分だろ?!」


「私の身体はそう簡単に抱かせはしない」





「そう言えば処女だったな」


「・・・」


私は由の言葉を無視をしリビングのソファーに置いてある手袋をはめリュックを背負った


「おい、何処行くんだよ?」





「帰る」


「何で?」


「主なんかと一緒にいたくない
他の女でも抱いておれ」


私はそう言い放ち扉に向かった