私は朝日の光で目が覚めた
そしたら目の前に由の顔のドアップがあって胸が躍った
いつの間にか寝ていたらしい
由の体温が暖かいから・・
私は一応、服を着ているか確かめた
着てた・・
「何、安心してるんだ?」
寝ているとばかり思っていた由が寝てなくて又、胸が躍った
「起きてたの?」
「あぁ、お前が起きる前にな」
「そう
私、あのまま寝ちゃったのか・・」
「本当だよ
声掛けても返事ねぇから覗き込んだら寝てんだもんな
びっくりだわ」
私は微笑んだ
「由が暖かいから」
私は由の服を握り胸に顔を埋めた
「あぁ・・朝から煽ってんのかよ」
「煽ってない
ただ甘えてるだけ」
「甘えただったんだな」
由はフッと笑い私を引き寄せた
「・・・ずっと温もりなんか感じてこなかったから・・」
「・・・」
由は何も言わず優しく髪をなでてくれた