若頭の溺愛



う…そ……。
また、また殴られるの?





「…や!……いや!!
殴らないでっ、やめて!!!」






私はそこで意識を失った。






夢を見た。昔の夢だ。


---ドンドンドン





「おいっ、いるんだろ?」





いつものようにやってくるスーツ姿の厳つい顔の男の人たち。







両親に捨てられる前の頃だった。







いつものようにやってきたヤクザの人たち。







ついにはドアを蹴破り、家の中に入って来て、私と母は殴られた。








父はというと、ヤクザの人達が来る日は逃げて次の日の昼頃に帰ってくる。







私にとって、ヤクザは嫌な思い出しかない。







両親に捨てられてからはもう関わることはないと思ってたのになんで?