団地の坂道をぬけ、 大道りに出ると、私たちが通う学校の生徒達が登校していた。
私も同じ制服を身に纏っていると思うと、高校生になる実感が湧いてくる。
「クラス、一緒だといいねっ」
「うん!! 私..結衣と離れたら、やっていける自信ないよ~」
昔から人見知りで、友達をつくるのに時間がかかってしまう私。
もし、結衣と離れてしまったら、ぼっちになる可能性がなきにしもあらずだ。
考えるだけで恐ろしい....
結衣は、そんな私を察したのか、私の頭を優しく撫でて、励まそうとしてくれた。
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
読み込み中…