何度も君に恋をする



確かに二人でやると作業の進みはやく、思ってたよりも早くラベル貼りがおわった。


「ありがとう。あとはもう大丈夫だよ」

「...まだ本棚いれおわってねーだろ。」

ってもう本棚にいれはじめてるっ!



坂田くんの意外な行動にはびっくりしちゃったけど...


「...ありがとうっ」

前まで冷たい人なのかなっておもってたけど全然そんなことなかった。

根は優しい人なんだね。


「別に....。」

そっぽ向いて呟く彼に思わず笑みがこぼれる。

だって、耳がほんのり赤く染まっていることに気がついちゃったから。