固まっている私をよそに坂田くんは向かい側にあるテーブルにバックをおいた。
あぁ、なるほど。
教室だとまだ残っている人達がうるさいからここに勉強しにきたんだなぁ。
確かにここなら勉強しやすいかも。
一人で納得しながら、作業に戻ろうとすると...
「...その箱...一人でやんの..?」
「えっ...と うん。」
いきなりでびっくりしながら答える。
「終わるといいんだけど...」
段ボールに目をくばりながら話しているといきなり坂田くんが立ち上がった。
あれなんで、こっちに来るんだろ...。
考えているうちに、坂田くんは私のとなりまでくると、席に座った。
