なんだか苦しい。
だから、目を覚ました。
起きあがろうとしても起きれない。
となりを見るとドアップな顔がある。

「なんだ、魁斗か」

優しい笑みがこぼれて、そのまま、魁斗を抱きしめた。
魁斗のことが好き。
昔のこと忘れちゃってるけど、魁斗のこと、もう忘れたくない。
この恋だけは終わらせたくない。

「唯?大丈夫?震えてるよ?」

魁斗が目を覚ましたようで、驚いた様子ながらも布団をかけてくれる。
そして、また、抱きしめてくれた。

「魁斗、ずっと一緒にいたい。重いかもしれないけど、ずっと」

魁斗は答えなかった。
ただ、頭を撫でてくれただけだった。