暫くすると斎藤の部屋に着いた。 「ここだ。」 シンプル。必要最低限にしか物を置かないのか・・・ 私と一緒か・・・ 「布団が一つしかない。神崎、お前が使え。」 「否、いい。壁に寄りかかって寝るから。」 暫く譲り合いが続いた。 「じゃぁ、一緒に寝よう?」