「今見せたのは、記憶だよ。貴方のね?」

「記憶・・・」

あ、そっか。私、さっき人を殺したんだ。

また私のせいで・・・

二回も・・・

人殺しの人間に必要性は無い。

そう言いたいんだよね?

また、昔に戻る?

前は、おばあちゃんとおじいちゃんがいてくれた。

でも、今は。

「新撰組の皆は必要としてくれるんじゃないの?」

私の考えが分かったのか、昔の私が言う。

確かに、近藤さんは家族だと言ってくれた。

でも、

「人間、どう思ってるか分からない。」

ドンッ!

え?

「確かめてきなよ」

優しい笑顔だった。