〔完〕大切にしてくれたっていいじゃないか。Ⅱ~続編あり~




「うわ真理奈、かわいすぎ。それは外に出ないほうがいいかもしれない。」



え、かわいくなんてないって。



梨々香にかわいいって言われて少し照れてしまう私。



その時、梨々香の背後でガタン。と音がした。



梨々香の後ろを見てみると、真っ赤な顔をして段差につまづく颯がいた。



「え、颯。なんでつまづいてるの?」



大丈夫?と手を差し出す。