「うわ真理奈、かわいすぎ。それは外に出ないほうがいいかもしれない。」 え、かわいくなんてないって。 梨々香にかわいいって言われて少し照れてしまう私。 その時、梨々香の背後でガタン。と音がした。 梨々香の後ろを見てみると、真っ赤な顔をして段差につまづく颯がいた。 「え、颯。なんでつまづいてるの?」 大丈夫?と手を差し出す。