「真理奈は、どうして拓斗と来てるのかなぁ?」 あぁ、終わった。 私の人生終わった。 今までありがとう。お母さん。 「拓斗。お前、許さないからな。 真理奈、行くぞ。」 腕を引っ張られて、遠ざかっていく梨々香と拓斗。 遠くで小さいながら見えたのは、拓斗に必死に謝っている梨々香の姿だった。