颯と付き合い始めて、気づけば夏真っ盛りの8月に。 校舎の外のセミの鳴き声が教室にも響き渡る中、 真夏の30度越えの暑さにも負けない暑さの原因が、、、 現在、私、真理奈の肩に頭をのせて頬を膨らませている颯である。 「もー、ちょっとぐらいしゃべったっていいじゃん。。。」 はぁ・・・。とため息をつきながら小さくつぶやく。 「よくない。拓斗とはしゃべるなって言ってるだろ。」