すると丁度そこへ入り口の戸がガラガラっと開いた。




「お、軽音部の部室になったな!」



入ってきたのはたった今噂をしていた、桜井先生だった。



「あ、桜井先生!丁度いいところに!」


「お、神崎。どうしたー?」


「先生にお願いがあるんだ!」


「ん?藤宮まで。お願いってなんだ?」


「この軽音部、僕たち5人だけでやりたいんだ!だから他の人は入部できないようにして欲しいんだ」



「そうだなぁ。ま、上に頼んでみるわ。てことで早速行ってくるなー」



「先生ありがとー!」



あ、今日はもう帰れよー。と言って先生は部室を出て行った。





「んじゃ、結果を期待して今日は帰るか!」




そうだねー、と返事をしてあたし達は帰る支度をした。