「蓮ー、そこのコードとってー」 「ん」 「大雅ー、床掃きおわったらふいといて」 「へーい」 「悠、これコンセントにさしたら大雅の手伝って」 「はーい」 「健太ー、これ運んどいて」 「了解」 慌ただしく指示を出し動き回る。 今はこれから使う部室を掃除したり模様替えしたりしている。 みんなが働いている間に、あたしは廊下にでる。 入り口のドアの前に、『軽音部』と書かれたプレートをかける。 そう、あたし達が創った部活は軽音部だ。