「おっはよー!」


後ろから聞き覚えのある声が聞こえ、反射的に振り返る。ちなみに今は登校中。


「悠、おはよ」


「りんりん昨日はすごい楽しかったね!」


「ん、あたしも楽しかったー!」


「またやってみたいな〜」


悠と喋りながら坂を登っていると、前に見覚えのある後ろ姿があった。


悠も気づいたようで…。


「れんれーん、おっはよー!」


悠が蓮に向かってブンブンと手を振る。


か、可愛い…。


「ん、はよ」


「おはよ、蓮」


あたし達は蓮にかけより、一緒に坂を登る。


他愛もない話をしながら歩いていると後ろからドタドタっと効果音がつきそうな音と共に、バカが1名走ってきた。