どうやってこの輪から脱出しようか考えているとき。


あたしは突如、軍団の中の誰かの手に引っ張られた。


誰だろうと思い、顔を見るとなんとその人はつい今さっきまで女子に囲まれていた、大雅だった。


あたしはそのまま引っ張られ廊下にでた。

そこには、悠、蓮、健太の3人がいた。


「良かった!りんりん、囲まれて困ってたから連れ出したんだ!」


「ありがと!助かった〜」


悠たちの優しさに感謝します!


「あ、凛って家どこらへんなんだ?」


そういえばって感じで大雅がきいてきた。

「んーっと、KANZAKI芸能事務所って知っとる?」


「あぁ、あの超大手の!もちろん知っとるぞ!」


「僕も知ってるよ〜!」


「おれも知っとるよ」


「俺も」


ほへぇ、皆知ってるんだ〜。