あぁ、やっぱり…。




透馬の姿も、鞄もない。




「冬川」




突然名前を呼ばれて、私はハッとしたように振り向く。




「あっ!安藤くん!」




「…そんなに驚かなくてもよくない?」




「…ご、ごめん。ちょっと考え事してて…」




「考え事って…春風透馬のこと?」




えっ…⁉︎////




えぇーーっ⁉︎////