「…え?」
「…た、ただ、分からない数学の問題の解説を頼まれて…」
「はぁーーっ⁉︎⁉︎な、…なんだよ…それ…。てか、それなら手紙じゃなくてよくねー⁉︎」
「そ、それが…いつも…私と透馬が一緒にいるから…邪魔しちゃ悪い…って思ったらしくて…」
「…ごめん。…もう近寄らないっ」
…え?
な、なんで…?
なんで…そうなるの…?
…透馬の考えてること…全然…わかんないよ…。
“相手がどう、とか関係ねーよ”
あ。
…そっか。
そうだよ。
私はここに、何をしに来たの?
そう。
透馬にちゃんと、伝えるため…。

