そんなやりとりがどのくらい続いたのかは覚えていない。

ところが数日経って2歳の息子は
「うんちでるー。おむつ替えてー。」
と言い出した。
嘘みたいなんだけどホントのこと。

我が子と言うのは
仕事場で会う子どもたちとはまた別物に感じるんだよね。

これが仕事なら
「えらいね〜!!すごいね〜!!」
と褒めちぎり、お迎えに来た保護者に大袈裟すぎるほどに褒めて伝えるところ。

でもあたしが2歳の息子に言ったのは
「えぇ〜。今お母さん買い物中なんだよあとレジに行くとこだから、そのオムツにそこでしちゃいなよ」
…うん、最低。母親失格な気すらするわ。
そこで2歳の息子が言った言葉は
「つぶれちゃうからやだよ〜!」
でした。

なんていうか、親がだらしないと子は育つのですね。
その見本みたいな話です。

ところがその時のあたしときたら
すごく面白くなってしまって
実母に笑いながら電話で報告したの。
そうしたら当然叱られるわけですよ。
「あんたね〜!そんなこと教えるならトイレ教えなさい!」

あぁー
面倒くさいなぁ
まだいいじゃん
心ではそう思っていたけど、やっと重たい腰があがったのでした。