阿漕荘の2人 Secondバージョン



「やあ、ここ開いているかな?」


相良の急な問いかけに驚いた青年は
食べかけの箸とご飯を
落とした



相良は彼の返事を待たずに
青年の前の席に座る




「…………えっ………」




青年は瞬き一つせずに相良の顔をよく見ては、驚きの表情のまま固まっていた




「久しぶりだな、元気だった?」






「えっ…………」









「もしかして、俺が誰だかわからないのか?」







「俺って…………なんで?」








「今は俺なんだよ」






「今はって……」





落ち着きをひとまず取り戻した青年は、
改めて相良の容貌をじっくりと観察した



青年が思い当たる人物と
相良とではかなり様子が違っていたのだ






「言っとくけど、小鳥遊君とは違って
趣味じゃないぜ
仕事だからだぞ」