「やあ、ここ開いているかな?」
相良の急な問いかけに驚いた青年は
食べかけの箸とご飯を
落とした
相良は彼の返事を待たずに
青年の前の席に座る
「…………えっ………」
青年は瞬き一つせずに相良の顔をよく見ては、驚きの表情のまま固まっていた
「久しぶりだな、元気だった?」
「えっ…………」
「もしかして、俺が誰だかわからないのか?」
「俺って…………なんで?」
「今は俺なんだよ」
「今はって……」
落ち着きをひとまず取り戻した青年は、
改めて相良の容貌をじっくりと観察した
青年が思い当たる人物と
相良とではかなり様子が違っていたのだ
「言っとくけど、小鳥遊君とは違って
趣味じゃないぜ
仕事だからだぞ」

