お昼を少し外していたせいか
5階の共同フロアには人がまばらといるだけであった
それは、相良にとっては寧ろ好都合であるため
堂々と奥のレストランに入っていった
入り口にはおすすめランチが2種類
ガラスの箱に飾られており
まだ、昼食を口にしていない相良は
食券でaランチのサーモンのフライを頼んだ
セリフサービス式のカウンターを通りながら、おぼんにサラダやご飯、味噌汁に
メインのサーモンフライを乗せてから
自販機で缶のお茶を買った
6人用から2人用まで、大小様々な椅子テーブルがある中で
お目宛の人物がいないか
探してみると
なんと幸運なことに
テレビから一番遠い四人がけテーブルに
小柄な白衣姿の男性が座っていた
相良は自分の強運に感謝するとともに
彼のもとに歩み寄った

