「本当に森の中にあるんだね」

「ここなら騒いでも怒られないよ」

「ビール足りるかなぁ」



頭の悪そうな若者たちが5人
車二台でやってきた。

らっきー!

さぁ早くコテージに入りなさい。
私達も追いかけるから。

ワクワクしてると

若者たちの足が止まる。


「なんかさぁ……臭くない?」


私達は顔を見合わせた。


「酸っぱいような臭い匂いがするよ」

「あー本当だ。すっぱくさいー!」


 そうだ

私達はゾンビ

腐ってる

だから



   臭い。