陸「葉月!ここ座りな!」

「ありがとう…ございます」

陸「タメ語でいいぞー!」

「あ、うん」

可憐「ねぇ…葉月?言いにくかったらいいんだけど…」

あぁ、聞かれるんだろうな
倒れたこと

「うん。全部今まであったこと話すよ」

私は、両親が殺されたこと
親戚に2年経っても厄病神扱いされていて、食べ物もろくに貰えなかったこと

全てを話した。なんでだろこの人達ならいい気がした。

陸「そっか、」

フワッ

え?
なんか陸さんに抱きしめられてる?

「なん、で?」

可憐「葉月、泣いてるわよ」

え…

洋「葉月、もう行くところないのか?」

「…うん」

洋「そっか、なら今日から俺たちの家族になるか!」

へ?

可憐「それ!いいわねー!」

え?

陸「俺もさんせーい!葉月が妹とか嬉しっ!」

洋「いいか?葉月?」

そんなのポロッ
頬に一筋の水が流れるそれを拍子に
ボロボロと涙がでる

「ふっうぅー、私、も、家族に…なりたいっヒックふぅぅーヒック」

洋「よし、じゃあ決まりだ!今日から俺たちの家族な!俺は、お父さんって呼んでな!」

可憐「私は、お母さん!」

陸「俺はー、陸兄な!」

私は、泣きすぎて頷くことしかできなかった