階段を下りていく。 人の声が聞こえてきた。 これは・・・。 カイの声。 それと・・・。 お父さん? お父さん、帰ってきたんだ。 「大変だったみたいだな」 「・・・はい」 「よく守ってくれた」 「俺は・・・、結局助けたのはユキだ」 「あいつは・・・、相変わらず無茶苦茶だな」 呆れたようなお父さんの声。 カイは顔を伏せている。 私は、声がかけられずじっとその様子を見ていた。 「・・・やっぱり、俺には人を護るなんて無理だ」 カイが苦しそうに呟いた。 え・・・?