目をあけると、見慣れた天井が見えた。
ここは、私の部屋だ。


どうして私、部屋に・・・。



「ミソラさま、気が付いたか?」

「・・・・カイ」




胸がずきんと痛む。
お母さんに向けていた視線。

あれは、夢じゃない。




「大丈夫か?怖い思いさせて、すまなかったな」

「・・・ううん」




カイが悪いんじゃない。
カイは、助けてくれたんだもの。



「お母さん・・・あんなに、強かったんだね」

「・・・ん?ああ。もともと騎士だったからな」



なに、自分から話てるんだろう。
バカだ私。