辺りを見つめるが誰の姿も見えない。




「ユキさま!?」

「フラン!あっち!追って!」

「はい!」



後処理をしていたフランが音に気づいてやってくる。
お母さんに言われフランが銃声がした方に走っていった。




「答えて!誰に言われて・・・!」

「ユキ、もうだめだ」

「・・・っ!」




お母さんが男に叫ぶが、男はもう息はないようだった。
怖い・・・。


目の前で、人が死ぬ・・・。




「ミソラさま!」




目の前が、真っ暗だ。