「君たちの仲の良さには敵わないけどね」



ケイが微笑みながらそう言った。
私はノエルと顔を見合わせ笑う。



「俺らはな、ケイと出会うずっと前から仲いいからな!」

「うん。だから、ケイともこれからもっともっと仲良くなれるよ!」




一瞬、ケイの顔色が変わった気がした。
でも、すぐに穏やかな雰囲気に戻る。
気のせい・・・?




「・・・ああ。そうだね。仲良くなれるといいな」

「う、ん。・・・じゃあさ、俺にもいろいろ教えてよ!」

「ああ、いいよ。なにが知りたい?」




私は、ノエルと一緒にケイにいろいろなことを教えてもらった。
ノエルが言うように、ケイは物知りで私の知らないことをたくさん知っているみたいだった。