小学五年生の時。

ケータイは持ってなかったから、

バレンタインは、絶対渡したかった。


しっかり作った。


結構うまくできたと思う。


でも、いざ、渡すとなると…

緊張して、なかなか渡せなかった。


せっかく作ったのに、、、


小学五年生の冬、私はとても後悔した。

渡したかったのに渡せなかった。

バレンタインのチョコ。

でも、それはそれで、私の苦い思い出になった。

チョコと同じ苦い思い出。

でも、その時食べたチョコは、
ちょっぴり苦くて、でも、甘くて。

忘れられない味になった。