「律って恋愛とかまるっきし興味ないと思ってた、あたし…」 「………俺も」 結衣子の言葉にさりげなく付け足してくる庄吾。 「別に好きな人がいるなんて俺、一言も言ってないけどな…」 机に片肘をついて窓の外を眺める。 こういうのは結構照れる。 実は素直に気持ちを伝えることはとても 難しいのかもしれないと思った。 通称野球バカな俺なんかは特に。 だからと言ってチイへの気持ちを否定したい訳でもない。