本人に聞いてどうするんだよ、と思いながらも俺は言葉を続けた。
「チイは俺に何をしてほしい?」
聞いてる途中で恥ずかしくなった俺はチイの髪の毛をいじり続けた。
チイは突然の俺の質問に戸惑っている様だった。
「ん〜、じゃあ……律君がマウンドで投げてるとこ、見たい!!」
いつもの明るい声が病室に響いた。
「…ぇ…。そんな事?」
俺は少し拍子抜け。
「そんなの、俺の怪我が治り次第いつでも見れるだろ。もっとさぁ、こうー…」
「そんなすぐには思いつかないもんよ!
ふと思いついた時言うから!」
「いつもはワガママ娘の癖に……」
「何ぃ〜!!」
怒ったチイのを見て俺は笑う。
そしたらつられてチイも笑う。
ずっとこうしていればいい。
ずっとこうしていたい。
