ん〜とね、と言葉を繋げると、 「学校に超美人がいるとか…芸能人がいるとか…」 夢のようなドラマのような設定につい笑ってしまう。 「私も学校行きたい!律くんと一緒に行きたい〜」 子どものようなダダを捏ねるチイをなだめながら俺はある事を思い出した。 『ちいチャンは幼い頃から喘息もっててね、俺がこの病院に就職した時にはもう居たと思うよ』 そっか。 チイは学校に行けてないから。