「ねえ、律くん。学校どう?」


チイのにこやかな笑顔が俺に近づく。



どうって言われても…


うとうとしながらも授業を受けて。


部活はほぼランニング。


それからここへ行く。



「別に、普通だけど」




俺が応えた言葉が素っ気なかったのか、
彼女は顔をしかめた。



「え〜もっとないの?何かさぁー」



「例えば?」