ああ、と言いにくそうな表情をした飯田さんは俺に教えてくれた。 「ちいチャンは幼い頃から喘息もっててね、俺がこの病院に就職した時にはもう居たと思うよ」 じゃあ、チイはほとんど学校に行けてないんじゃ。 そう考えていると飯田さんはニンマリと笑った。 「そんなに気になる?ちいチャンの事」 いや、別にと返そうとした俺に 後は本人に聞くといいよと飯田さんは言 った。