庄吾が背中を抑えながら口を開いた。 「まぁ、アレだ。まずは怪我をしっかり治してからだな」 結衣子が俺に顔を向けると、 「あたし達まだ二年じゃん!」 そう言って昔から変わらない無邪気な笑顔で笑った。 「律、絶対戻ってこいよ!」 「あたりまえだろ!」 一年後の大会。 俺はこの仲間たちとあの夢の舞台へ。 そう固く決心した。