春の入学式─────

私、麻友は中学一年生になりました。

その時私はあんなことが起きるなんて思いも寄らなかった… 

『お、おはようございます!』

シーンとしてる思い切って挨拶してみたけど…無駄だったわ…

ガラガラ
 
先生が、入ってきた…
 
『みんなおはよー元気にやっていくどー』

シーン…は?なにこれみんな挨拶しないの?

『相変わらずだなwお前ら…』

『先生!』

1人の可愛い女の子が手を挙げて元気よく立った…

『お、なんだなんだー?望月、お前珍しいな。勉強ダメで落とされたんだろー?』

『うるさいよー!て言うかこのクラスに常識外れの人が居るんだけどwまじうけるーw』

『お、だれだそれ?』

誰だろう…常識外れってどういう意味?私は礼儀正しくしてると思うんだけど…

『あの子、あの子よ。』

もしかして私?!たしかに私を指差したよね…嘘でしょう?常識外れって…

『わ、私?!』

ついつい立ち上がって叫んじゃったよ…

『そうよあなたよ。名前、なんていうの?』

『桃山 麻友です…』

『桃山…麻友…?』

『はい。』

『いいわあなた、次のアレね?』

え?なにいってんの?アレってなに?

『ね、桃華、こいつアレ意味わかってねぇよ』

『えーまぢでぇ?!』