ガシッ―――― あっという間に先輩に捕まった。 「逃げでも無駄だから… ちゃんと説明してくれ。」 先輩…やっぱり怒ってるのかな… だけどちゃんと言わなきゃ… いずれ言わなきゃいけなかった。 「先輩ともう少しだけ、 一緒にいたかったの… 話したかったの。 笑い合いたかったの。 お別れが嫌だったの。」 泣きながら話した。 「私…帰ります。 今まで蝶々結び教えてくれてありがとうございました。 嘘ついててごめんなさい…」 そう言って走り出した はずだった。