まだ、夏休み。

今年は素敵な夏になりそう。

私は、期待していた。



優は社会人で普段は仕事だから、土日にしか会えなかった。

それでも、私は満足していた。

だって、優は車もあるし地元もそんなに離れていなかったし、会いたいと言えば、いつでも会えたから。

待ち合わせは決まって、私の家の近くにあるコンビニ。

優は、いつも来てくれた。

もう、毎日のように会っていた感じ。

優の地元近くの祭りに行ったし、新幹線で隣の県のプールにも行ったし、花火大会にも一緒に行った。

あと・・・優の家にも。

ホテルにも行った。

優は私のことを大切に想ってくれたけど「愛」は感じなかった。

どうしてだろう。

こんなに優しくされてるのに。

想われてるのに。

守られているのに。