ストロベリー味のキャンディーを渡し、『さよなら』と足早に帰った。
それからも、メールをしていた。
そして、私はダメ元で一通を送信した。
私『好きです。よかったら付き合ってください』
遠藤さん『いきなりだな』
私『いきなりですみません』
遠藤さん『いいけど、誰にも言わないって約束するか?』
私『はい!します』
遠藤さん『だった、よろしくな』
こうして、付き合うことが出来た。
でも、2人の間にあるひとつの条件。
“付き合っていることを誰にも言わないこと”
彼は自動車学校の先生であり、生徒に手を出すということを知られると、それなりの処分があるらしい。
だから・・・
私は誰にも・・・と言うと嘘になる。

