出た!!
2組の玲奈ちゃんッ!!
セミロングの色素の薄いキャラメルみたいな色をした髪の毛は天然かどうかは知らないけど、ふわふわと柔らかい曲線を描いている。
長い睫毛に縁取られた目は、キラッキラしてて。
短めのスカートから伸びる足は細くて白い。そんでもって長い!!
余計な事を言うと、胸も…うん、大きい。
もう…「お人形!?」みたいな子。
「いや、それは俺のセリフ」
「先生に会いたいから職員室の前にいたのに来ないから変だな~ぁ、と思って~」
「れ…広瀬もヒマだなぁ、オイ」
「先生に会うためだったらどんな用事でもキャンセルするし~♪」
すっかり邪魔者な私はすごすご退散する事にした。
あぁ、私も玲奈ちゃんくらい可愛かったらあんくらいガンガンとアプローチするんだけど……。
元がね、悪いの。
鞄を肩に掛けた私はなるべく目立たないようにドアを開ける。
「あ。辻宮バイバイ~♪」
「さ、さようなら……」
バカ。
目立たないように帰ってあげようとしたのにさ。
先生は誰にでも「バイバイ」って言うのに、そんな些細なことさえ嬉しかった。
なにこれ。
自覚した瞬間すっごい先生のこと意識しすぎちゃうんだけど……。
「あ!!辻宮さん!!」
「え……??」
視線をずらすと、美人が私に向かって笑ってる。
いや。
正確に言うと、笑ってるように見える。
だって、目が笑ってないし。
「ねぇ、一緒に帰らない??一人で帰るの嫌なんだぁ。なんか、怖いじゃん??」
「う、うん……」
そりゃ、玲奈ちゃんだったら3歩進むごとにナンパされるでしょうよ。
「じゃ。センセー、バイバ~イ♪」
「早く帰れー」
「ヒド~イ!!」
笑いながら手を振る玲奈ちゃん。
見るたびに思うけど、本当に可愛い……。
「で」
教室を出て、角を曲がったところで玲奈ちゃんがいきなり私の方をクルッと向いた。
2組の玲奈ちゃんッ!!
セミロングの色素の薄いキャラメルみたいな色をした髪の毛は天然かどうかは知らないけど、ふわふわと柔らかい曲線を描いている。
長い睫毛に縁取られた目は、キラッキラしてて。
短めのスカートから伸びる足は細くて白い。そんでもって長い!!
余計な事を言うと、胸も…うん、大きい。
もう…「お人形!?」みたいな子。
「いや、それは俺のセリフ」
「先生に会いたいから職員室の前にいたのに来ないから変だな~ぁ、と思って~」
「れ…広瀬もヒマだなぁ、オイ」
「先生に会うためだったらどんな用事でもキャンセルするし~♪」
すっかり邪魔者な私はすごすご退散する事にした。
あぁ、私も玲奈ちゃんくらい可愛かったらあんくらいガンガンとアプローチするんだけど……。
元がね、悪いの。
鞄を肩に掛けた私はなるべく目立たないようにドアを開ける。
「あ。辻宮バイバイ~♪」
「さ、さようなら……」
バカ。
目立たないように帰ってあげようとしたのにさ。
先生は誰にでも「バイバイ」って言うのに、そんな些細なことさえ嬉しかった。
なにこれ。
自覚した瞬間すっごい先生のこと意識しすぎちゃうんだけど……。
「あ!!辻宮さん!!」
「え……??」
視線をずらすと、美人が私に向かって笑ってる。
いや。
正確に言うと、笑ってるように見える。
だって、目が笑ってないし。
「ねぇ、一緒に帰らない??一人で帰るの嫌なんだぁ。なんか、怖いじゃん??」
「う、うん……」
そりゃ、玲奈ちゃんだったら3歩進むごとにナンパされるでしょうよ。
「じゃ。センセー、バイバ~イ♪」
「早く帰れー」
「ヒド~イ!!」
笑いながら手を振る玲奈ちゃん。
見るたびに思うけど、本当に可愛い……。
「で」
教室を出て、角を曲がったところで玲奈ちゃんがいきなり私の方をクルッと向いた。
