あ。
やっぱ先生ってモテるんだ。
だよね。
先生って結構、今時モテそうな顔してるし。
みんなが好きそーな『先生キャラ』だし。
私とメールしてんのは私が我儘言ったからだし。
それに
それに―……
悶々と頭の中をお説教のように流れる負のオーラを纏った言葉たち。
「ってか、先生のことでなんでこんなに悶々としちゃってんの、私!!」
バシッと勢いよく両頬を叩く。
思いっきり叩きすぎて痛かった……。
バカじゃん、私。
ちょっとずつ崩れてってる自分の性格に苦笑しながらも、なんだか晴れやかな気分なのは、もう作り笑いをしなくてもいいからなのかも。
私は遥乃とケンカして仲直りして以来、みんなにちゃんとある程度本音をぶつけてる。
みんなもなんだか少し嬉しそうだと思うのは自惚れかな??
そんなこと考えてるうちに、私は深い眠りへと誘われていった―……。
