『あー、もう。終わりだぁ……』
『いきなりどうした!?』
『今日、つい例の“友達”にキレちゃった(T_T)』
『それはその友達が悪いの?ナナミが悪いの??』
『……たぶん、私』
『じゃあ、謝ったら許してもらえるよ』
思わずケータイを握る手に力がこもった。
アイは、私のことわかってくれるかな??
酷いけど、ちゃんと…私なりに考えて、遥乃のこと傷つけないようにしてきたこと。
でも、今日のあの一言でそれも終わりだ。
『なんか、気まずくて謝れないよ』
『ちゃんと自分が悪いんだってわかってるんだから、大丈夫』
『アイは優しいね。私の欲しい言葉、全部くれる』
『じゃあ、俺とナナミは似てるのかもね(笑)』
『アイと私が??』
強いアイ。
じゃあ、私は―……??
『物事をいい方向に持って行ってるのはナナミだよ。俺は少し、助言してるだけ』
『でも、私にとってすごく心強いんだよ。それが』
『うわ。照れるな(笑)。俺の助言を聞いていい方向に転ぶか悪い方向に転ぶかはナナミ次第なんだから、きっとナナミは正しい『答え』を知ってるんだよ』
『正しい『答え』か…。なんだろうね、ソレ』
『近くにありすぎて見えないかもしれないけど、きっとそれは手放したら分かるよ。きっと』
『じゃあ、手放してみようかな(笑)』
『いつものナナミに戻ってきたじゃん♪』
『ありがとう、アイ。私、もう大丈夫!!おやすみ』
『よかった( *^^)おやすみ』
パタン、としまったケータイ。
さっきまで、優しい言葉をくれていた彼との架け橋。
大丈夫。
大丈夫。
小さい頃からの癖だった。
『大丈夫』といえば、なんでも上手く行くような気がして。
魔法のような言葉だと思ってて。
ずっと、唱え続けてた。
だって、叶わない願いなんて
絶対に
ないと思ってたから―……。
『いきなりどうした!?』
『今日、つい例の“友達”にキレちゃった(T_T)』
『それはその友達が悪いの?ナナミが悪いの??』
『……たぶん、私』
『じゃあ、謝ったら許してもらえるよ』
思わずケータイを握る手に力がこもった。
アイは、私のことわかってくれるかな??
酷いけど、ちゃんと…私なりに考えて、遥乃のこと傷つけないようにしてきたこと。
でも、今日のあの一言でそれも終わりだ。
『なんか、気まずくて謝れないよ』
『ちゃんと自分が悪いんだってわかってるんだから、大丈夫』
『アイは優しいね。私の欲しい言葉、全部くれる』
『じゃあ、俺とナナミは似てるのかもね(笑)』
『アイと私が??』
強いアイ。
じゃあ、私は―……??
『物事をいい方向に持って行ってるのはナナミだよ。俺は少し、助言してるだけ』
『でも、私にとってすごく心強いんだよ。それが』
『うわ。照れるな(笑)。俺の助言を聞いていい方向に転ぶか悪い方向に転ぶかはナナミ次第なんだから、きっとナナミは正しい『答え』を知ってるんだよ』
『正しい『答え』か…。なんだろうね、ソレ』
『近くにありすぎて見えないかもしれないけど、きっとそれは手放したら分かるよ。きっと』
『じゃあ、手放してみようかな(笑)』
『いつものナナミに戻ってきたじゃん♪』
『ありがとう、アイ。私、もう大丈夫!!おやすみ』
『よかった( *^^)おやすみ』
パタン、としまったケータイ。
さっきまで、優しい言葉をくれていた彼との架け橋。
大丈夫。
大丈夫。
小さい頃からの癖だった。
『大丈夫』といえば、なんでも上手く行くような気がして。
魔法のような言葉だと思ってて。
ずっと、唱え続けてた。
だって、叶わない願いなんて
絶対に
ないと思ってたから―……。
