この1時間は、俺のもの。


そう、気づいた瞬間、

「ううっ、うぐっ、うわあああん」

「おい、ちょ、そんなに泣く?
ちょ、ね、俺が泣かせてるみたいになる」

おろおろと藤原は、私の頭を撫でる。
その手が温かくて、心地よくて。


ねぇ藤原、
もう少し甘えさせて。

やっと、分かったから。私の時間の大切さに。
やっと、気づいたから。藤原の優しさに。

だから、もう少し、このままで……