この1時間は、俺のもの。



ずるい。ずるい。
それは、あまりにも、ずるい。

やっと出た声は、か細く、震えていた。

「......どういうこと」


「え、まぁ、別に、その、流子ちゃんに対して、下心はないよーってこと」


バツが悪そうに、でも笑みを浮かべたまま、藤原は言った。

次に返す言葉が浮かんでこない。

ますます息が詰まる、わからなくなる。苦しい。


その時、

「お待たせしましたー」

カフェラテが来てくれた。