この1時間は、俺のもの。


「だから、どうして、わたしなんかと、こ、こんな、」

「デートみたいなこと、してるのかって?」

図星を突かれて思わず顔をあげると、うっすら笑みを浮かべた藤原の顔が目の前にあった。

「それはさぁ......」

「え、ちょっ、藤原」

藤原の顔がさらに近づいてくる。

耳元に息がかかる。

「流子のこと、好きだからじゃね?」