「はーーい!組んだ人同士で登録をしにきて下さ〜い」
先生が、声を張り上げる。
「えー……では。組んだ仲間同士で登録
をしてもらいます。組んだ人とは、同じ
クラスになりますし、寮の部屋も同じか
隣になります。これで共に生活するとい
うことに慣れてもらいます。これからの
人生を共にする可能性があるためです。
あと登録をした仲間は変えられません。
どんな環境にも対応できるようにする
訓練だと思ってください。皆さんが、
将来望む仕事は、臨機応変な態度が
とても重要となります。そのための
訓練です。」
校長先生の言葉を思い出す。
会ったばかりで何も知らない男の子と
寮もクラスも一緒なんて……。
というか、寮が一緒なわけないよね…?
なんて学校なんだろ……。
心に1度湧いた不安は、中々拭えない。
不安を紛らわすために考えを巡らして
いると南巻くんに、肩を叩かれる。
「…名前、早く書いて。」
ふと目の前をみると、私の前には
“登録証”と書かれた紙が。
慌てて、自分の名前を書き込む。
「登録はこれで完了です。
次は、その横の列に並んで下さい。」
それから、学生証の手続き、クラス、寮
を決めて今日は解散となる。
明日、詳しい説明会が開かれるらしい。
初めての校舎を歩きながら窓の外を
見ると、外はオレンジ色一色だった。
まだ、夕方なのに瞼が重い。
…なんてしんどい1日だったんだろ…。
南巻くんとは、大した会話をしていない。
こんなので…大丈夫なのかな…。
私の頭は眠さと不安で満たされていた。
先生が、声を張り上げる。
「えー……では。組んだ仲間同士で登録
をしてもらいます。組んだ人とは、同じ
クラスになりますし、寮の部屋も同じか
隣になります。これで共に生活するとい
うことに慣れてもらいます。これからの
人生を共にする可能性があるためです。
あと登録をした仲間は変えられません。
どんな環境にも対応できるようにする
訓練だと思ってください。皆さんが、
将来望む仕事は、臨機応変な態度が
とても重要となります。そのための
訓練です。」
校長先生の言葉を思い出す。
会ったばかりで何も知らない男の子と
寮もクラスも一緒なんて……。
というか、寮が一緒なわけないよね…?
なんて学校なんだろ……。
心に1度湧いた不安は、中々拭えない。
不安を紛らわすために考えを巡らして
いると南巻くんに、肩を叩かれる。
「…名前、早く書いて。」
ふと目の前をみると、私の前には
“登録証”と書かれた紙が。
慌てて、自分の名前を書き込む。
「登録はこれで完了です。
次は、その横の列に並んで下さい。」
それから、学生証の手続き、クラス、寮
を決めて今日は解散となる。
明日、詳しい説明会が開かれるらしい。
初めての校舎を歩きながら窓の外を
見ると、外はオレンジ色一色だった。
まだ、夕方なのに瞼が重い。
…なんてしんどい1日だったんだろ…。
南巻くんとは、大した会話をしていない。
こんなので…大丈夫なのかな…。
私の頭は眠さと不安で満たされていた。
