「え、なに。言って欲しいわけ?」



「違う!」



「ふふ、嘘だよ。優苗が元気になったらね」



そっと肩を押し戻して、
優苗に布団を掛けた。



「知らない………」



布団を頭まで被ってしまう優苗を見て、
寝室の電気を消し部屋を出た。